地学

堆積とは?堆積について簡単に説明

目次

  • 堆積とは?
  • 堆積物とは?
  • 砕屑物
  • 火山砕屑物
  • 生物の遺骸によってできる堆積物
  • 水中の溶解物が沈殿したものによってできた堆積物

堆積とは?

堆積とは、堆積物が流水や氷河、風、火山活動などの作用と重さにより、ふるい分けられて集積される作用のことです。

堆積作用は、運搬作用で運ばれてきた土砂が湖や海など水の流れが遅い場所でたまることです。堆積作用によって扇状地や三角州ができます。

堆積物とは?

堆積物とは、砕屑物や火山砕屑物、生物の遺骸、水中の溶解物が沈殿したものが海底や地表に堆積したものです。

堆積物には以下のようなものがあります。

  • 砕屑物:泥、砂、れき
  • 火山砕屑物:火山岩塊、火山弾、火山れき、軽石、スコリア、火山灰など
  • 生物の遺骸
  • 水中の溶解物が沈殿したもの

砕屑物とは?

砕屑物とは、岩石が風化・浸食によって細かく砕けてできた破片や粒子のことです。

泥や砂、れきなどが砕石物です。泥や砂、れきなどは粒子の大きさでさらに大きく区分されます。

火山砕屑物とは?

噴火によって火口から噴出した火山噴出物で、固形状の物質の総称です。

大きさや外形によって、火山灰、火山れき、火山岩塊、火山弾、軽石、スコリアなどに分類されます。

生物の遺骸によってできる堆積物

生物の遺骸によってできた堆積岩は生物の種類によって分類されます。

石灰質の殻をもつ生物(サンゴ、有孔虫など)からできた岩石は石灰岩と言われます。

珪質の殻をもつ微生物(放散虫、珪藻など)からできた岩石をチャートと言います。

水中の溶解物が沈殿したものによってできた堆積物

岩塩や石膏のように蒸発等で水溶液中で飽和することで化学的過程を経て沈殿したものです。