スポンサーリンク
Apacheとは、世界中で使用されているWebサーバーソフトウェア(HTTPサーバー)です。サーバーを構築するにはWebサーバーソフトウェアが必要です。
Apacheの設定
Apacheのメイン設定ファイルはhttpd.confですが、ディストリビューションによってインストール先やファイル名が異なります。
apacheの主な設定ファイルは以下の通りです。
ファイル/ディレクトリ | デーモン | 説明 |
/etc/httpd/conf/httpd.conf | httpd | Red Hat系のapacheのメイン設定ファイルです。 |
/tc/apache2/apache2.conf | apache2 | Debian系のapacheのメイン設定ファイルです。 |
httpd.confの主な設定
基本設定とコンテンツの主なディレクティブです。
ディレクティブ | 説明 |
Listen [IPアドレス:]ポート番号 | リクエストを受け付けるIPアドレスとポート番号(デフォルト80)を指定します。 |
User ユーザー名|ユーザーID | httpd子プロセスの実行ユーザーを指定します。 |
Group グループ名|グループID | httpd子プロセスの実行グループを指定します。 |
DocumentRoot ファイル名 | ウェブで公開するHTMLを保存する最上位のディレクトリを指定します。 |
DirectoryIndex ファイル名 | ディレクトリのインデックスとして返すファイル名を指定します。 |
Alias ディレクトリ パス | 指定のディレクトリへアクセスがあった場合、パスで指定したファイルやディレクトリを参照させます。 |
UserDir ディレクトリ名|disabled | 一般ユーザーの公開ディレクトリを指定します。 |
ErrorDocument エラーコード ファイル名|文字列URL | エラー発生時の処理を指定します。 |
基本設定とコンテンツの主なディレクティブです。
キープアライブとは、1つのTCP接続で複数のHTTP処理要求を行うことです 。
ディレクティブ | 説明 |
Timeout 秒数 | クライアントからリクエストを受けてから、完了するまでの時間の最大値を指定します。 |
KeepAlive on|off | キープアライブの有効(on)/無効(off)を指定します。 |
MaxKeepAliveRequests 上限リクエスト数 | 1回のTCP接続での最大リクエスト数を指定します。 |
KeepAliveTimeout 秒数 | キープアライブ時にクライアントからのリクエストを完了してから、コネクションを切断せずに次のリクエストを受け付けるまでの最大待ち時間を指定します。 |
StartServers 子プロセス数 | Apache起動時のhttpd子プロセスの数を指定します。 |
MinSpareServer 子プロセス数 | httpdの待機子プロセスの最小数を指定します。 |
MaxSpareServer 子プロセス数 | httpdの待機子プロセスの最大数を指定します。 |
MaxRequestWorkers 子プロセス数 | 生成されるhttpd子プロセスの最大数を指定します。(最大同時接続数を指定します。) |
MaxConnectionsPerChild リクエスト数 | httpd子プロセスが処理するリクエストの最大数を指定します。 |
ログ関連のディレクティブです。
ディレクティブ | 説明 |
HostnameLookups on|off | クライアントのIPアドレスをログファイルに記載する際、IPアドレスを逆引きしホスト名で記録するかどうか指定します。 |
LogFormat 書式 書式名 | アクセスログに使われる書式を指定します。 |
CustomLog ファイル名 書式名 | アクセスログのログファイル名とLogFormatで定義したログ書式名を指定します。 |
ErrorLog ファイル名 | エラーログファイルを指定します。 |
LogLevel ログレベル | エラーログに記録するログのレベルを指定します。 |
「Server」で始まる主なディレクティブです。
書式 | 説明 |
ServerName サーバーのホスト名 [:ポート番号] | Apacheで稼働しているホスト名とポート番号を指定します。 |
ServerRoot ディレクトリ名 | httpdが利用するトップディレクトリを指定します。 |
ServerAdmin メールアドレス | 管理者のメールアドレスを指定します。エラーページなどに表示します。 |
ServerAlias サーバーの別名 | 名前ベースのVirtualHostでのサーバーの別名を指定します。 |
セキュリティ設定関連の主なディレクティブです。
ディレクティブ | 説明 |
ServerToken | クライアントに返信する応答ヘッダにどのような情報を含めるか指定します。 |
ServerSignature | エラーメッセージなどのフッタ表示の有効(on)/無効(off)を指定します。 |
TaceEnable | TRACEメソッドの使用の有効(on)/無効(off)を指定します。 |
今回はApacheのhttpd.confのディレクティブについてでした。
続きは以下のリンクからお願いします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
LPIC level2の他の分野へ移動できる全体ページへは以下リンクからお願いします。
スポンサーリンク
スポンサーリンク