地学

地球の内部構造について!地殻やマントル、核とは?

目次

  • 地球の内部構造
  • なぜ地球は層構造なのか?
  • 地殻
  • マントル
  • リソスフェアとアセノスフェア
  • リソスフェア
  • アセノスフェア

地球内部の構造

地球内部は、構成物質や地震波の伝わり方の違いから地殻、マントル、外核、内核に分けられる層構造をしています。

なぜ地球は層構造なのか?

地球が誕生した頃、地球は熱く溶けたような状態でした。時間とともに、重い成分(鉄やニッケル)は中心部に沈み核となり、軽い成分は上昇して固まり地殻を作りました。その後、地球が冷却されて、固定化したからです。

地殻

地殻とは、地球の層構造の中で最も外側にあり、マントルと比べると軽い岩石で出来ています。大陸を形成する大陸地殻と海底を形成する海洋地殻の特徴は大きく異なります。

大陸地殻は厚さ30~60kmあり、上部は花崗岩質岩石、下部は玄武岩質岩石です。一方、海洋地殻は5~7kmの厚さで、主に玄武岩質岩石で出来ています。

マントル

マントルは、地殻の下の層で地殻と比べて重い岩石で出来ています。マントルは深さ60~2900kmに位置し、上部マントルと下部マントルに大きく分けられます。

上部マントルの岩石は主にかんらん岩でできています。

下部マントルの形成物質はよく分かっていませんが、上部マントルと同じであると予想されています。

マントルには、マントル遷移層という地震波速度や密度が急激に増加する領域があります。

核とは、地球の層構造の最も内側にあり、ニッケルや鉄などの金属でできていると考えられています。

核は外核と内閣に分けられ、外核は液体、内核は個体だと考えられています。

リソスフェアとアセノスフェア

地球の内部を構成物質で分けると地殻、マントル、核となりますが、硬さや流動性によって分けるとリソスフェアとアセノスフェアに分けることができます。

リソスフェア

リソスフェアとは、地殻と上部マントルの一部が一体となりプレートを構成した領域です。

アセノスフェア

アセノスフェアとは、上部マントルの上層で岩石が部分融解してやわらかく流れやすい性質を持つ領域のことです。