地学

造山運動とは?プレートの運動によってできた山脈

目次

  • 造山運動とは?
  • 地面は動いている
  • 造山運動とは?
  • 褶曲とは?
  • 断層とは?

造山運動とは?

地面は動いている

地球の表面はプレートと呼ばれる岩盤に覆われています。プレートはそれぞれ別の方向に年間数cm程度の早さで移動します。

プレート同士の運動や衝突によって火山活動や地震が引き起こされます。

これをプレートテクトニクスと言います。

プレートテクトニクスについて更に知りたい方は以下の記事も読んでみて下さい。

造山運動とは?

造山運動とは、プレートの運動や衝突によってアルプス山脈やヒマラヤ山脈のような大規模な褶曲や断層により山ができる運動のことです。

このような造山運動が起きた地域を造山帯と言います。

プレート運動によって大陸と大陸がぶつかり合うと、大陸地殻が押しあって、一方が下に潜り込んだり、圧縮し合ったりします。これを褶曲と言います。

褶曲や断層により山脈や弧状列島が形成されます。

褶曲とは?

褶曲とは、プレート運動によって水平に堆積していた地層が強い圧力で曲がることです。

褶曲は固まった地層に左右からの力が加わって、地層が波を打ったように曲げられてしまうことです。

褶曲には、山のように持ち上がる隆起や谷のように凹む沈降があります。

断層とは?

断層とは、地球の表面を覆う岩板が割れて生じた地層のずれのことです。

逆断層によって上盤が断層面にのし上がって山脈ができます。

逆断層とは、地面を両側から押しつぶすような圧力が加わり、地面がのし上がるように上にずれる断層です。