目次
- ネットワークの設定
- ネットワークの基本設定
- NetoworkManagerによる設定
ネットワークの設定
ネットワークの基本設定
ネットワークを設定するには、コマンドを使って設定する方法と、/etc以下の設定ファイルに記述する方法があります。
コマンドを使っての設定は、システムやネットワーク機能を再起動すると失われます。
永続的な設定をするには、設定ファイルに設定を記述します。
設定ファイルはディストリビューションによって異なります。
/etc/hostnameファイル
ホスト名が記述されています。(Debian系)
/etc/sysconfig/networkファイル
ホスト名を設定(Red Hat系)
ネットワーク機能の有効/無効やデフォルトゲートウェイ等も設定可能です。
/etc/hostsファイル
ホスト名とIPアドレスとの対応を記述しています。
/etc/nsswitch.confファイル
名前解決やサービス名解決の際問い合わせ順序を指定します。
/etc/resolve.confファイル
ドメイン名やDNSサーバーを指定します。
/etc/servicesファイル
サービス名とポート番号を対応付けします。
NetoworkManagerによる設定
ネットワークを管理するサブシステムとしてNetoworkManagerが導入されています。
NetoworkManagerでは、nmcliコマンドを使ってネットワーク設定、接続の管理、状態の確認などを行います。
nmcliコマンドの引数のオブジェクトとは、操作対象のカテゴリです。
generalオブジェクト
以下、NetoworkManagerの状態や操作一般を扱うgeneralオブジェクトのコマンドと説明です。
コマンド | 説明 |
status | NetoworkManagerの状態を表示 |
hostname | ホスト名を表示・指定したホスト名に変更 |
networkingオブジェクト
以下、NetoworkManagerのネットワーク管理全般を扱うnetworkingオブジェクトのコマンドと説明です。
コマンド | 説明 |
on|off | ネットワークの有効化|無効化 |
connectivity | ネットワークの接続状態を表示 |
radioオブジェクト
以下、NetoworkManagerの無線ネットワークを扱うradioオブジェクトのコマンドと説明です。
コマンド | 説明 |
wifi | Wi-Fiの状態を表示 |
wifi on|off | Wi-Fi接続の有効化|無効化 |
connectionオブジェクト
以下、NetoworkManagerの接続を扱うconnectionオブジェクトのコマンドと説明です。
コマンド | 説明 |
show | 接続状況を表示 |
modify ID パラメータ | 指定した接続を設定する |
up|down ID | 接続の有効化|無効化 |
deviceオブジェクト
以下、NetoworkManagerのデバイスを扱うdeviceオブジェクトのコマンドと説明です。
コマンド | 説明 |
status | デバイスの状態を表示 |
show インタフェース名 | 指定したデバイスの詳細情報を表示 |
connect|disconnect インタフェース名 | 指定したデバイスを接続|切断 |
modify インタフェース名 パラメータ | 指定したインタフェースのパラメータを即時変更する。 設定ファイルの書き換えは行わえない。 |
monitor インタフェース名 | 指定したデバイスの監視 |
delete インタフェース名 | ソフトウェアデバイスの削除 |
wifi list | Wi-Fiアクセスポイントの表示 |
wifi connect SSID | Wi-Fiに接続するデバイスを作成、有効化 |
wifi rescan | Wi-Fiアクセスポイントの再検索 |
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
他の分野へ移動できる全体ページへは下記リンクから移動できます。