LPIC level1の勉強用サイトを作成しました。
LPICの基本情報や申し込み方法、各分野ごとの解説があります。
是非読んでみてください。
目次
- LPIC level1とは?
- LPIC level1試験の基本情報
- LPIC level2試験の基本情報
- LPIC level3試験の基本情報
- 申し込み方法
- LPI IDを取得
- PearsonVUEに登録
- PearsonVUEにて申し込み
- LPIC level1 101
- システムアーキテクチャ
- Linuxのインストールとパッケージ管理
- GNUとUNIXコマンド
- デバイス、Linuxファイルシステム、FHS
- LPIC level1 102
- シェルスクリプト
- ユーザーインターフェースとデスクトップ
- 管理タスク
- ネットワークの基礎
- セキュリティ
LPICとは?
LPICとは、国際的な非営利団体の「LPI」が実施しているLinux技術者の為の資格です。
LPICはベンダーやディストリビューションに依存しない、中立的な立場でLinuxの技術力認定を行います。
LPICはレベル1、レベル2、レベル3と三段階に分かれています。
難易度はレベル1が初心者、レベル2が中級車、レベル3が上級者となります。
レベル1とレベル2は試験が二つありますが、同時に受ける必要はないので片方ずつ勉強することが出来ます。
LPIC level1試験の基本情報
LPIC-1は、LPIのマルチレベルLinuxプロフェッショナル認定プログラムの最初の認定です。LPIC-1は、候補者がコマンドラインで保守作業を実行する能力を検証し、Linuxを実行しているコンピュータをインストールして構成し、基本的なネットワークを構築します。
LPI公式サイトより引用
認定要件 | 101試験と102試験の合格 |
試験時間 | 90分 |
出題数 | 約60問 |
合格ライン | 70%くらい |
出題形式 | CBT(選択問題、コマンドとオプション等の記述問題) |
認定条件 | 特になし |
試験料 | 15000 |
LPIC1 101試験
- システムアーキテクチャ
- Linuxのインストールとパッケージ管理
- GNUおよびUnixコマンド
- デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準
LPIC1 102試験
- シェルとシェルスクリプト
- インタフェースとデスクトップ
- 管理タスク
- 必須システムサービス
- ネットワーキングの基礎
- セキュリティ
LPIC level2試験の基本情報
LPIC-2 は、LPIの複数レベルの専門認証プログラムの2番目の認証です。 LPIC-2 は、中小規模の混在ネットワークを管理する候補者の能力を証明します。
LPI公式サイトより引用
認定要件 | 201試験と202試験の合格 |
試験時間 | 90分 |
出題数 | 約60問 |
合格ライン | 70%くらい |
出題形式 | CBT(選択問題、コマンドとオプション等の記述問題) |
認定条件 | LPI-1認定を取得していること |
試験料 | 15000 |
LPIC2 201試験
- キャパシティプランニング
- Linuxカーネル
- システム起動
- ファイルシステムとデバイス
- 高度なストレージデバイスの管理
- ネットワーク構成
- システム・メンテナンス
LPIC2 201試験
- ドメインネームサーバー
- ウェブサービス
- ファイル共有
- ネットワーククライアント管理
- 電子メールサービス
- システムセキュリティ
LPIC level3試験の基本情報
LPIC level3は3つの試験に分かれています。
全ての試験に合格する必要はなく、試験毎に認定が行われます。
- LPIC-3 300:混在環境
- LPIC-3 303:セキュリティ
- LPIC-3 304:仮想化とハイアベイラビリティ
認定要件 | 300試験、303試験、304試験いずれかの合格 |
試験時間 | 90分 |
出題数 | 約60問 |
合格ライン | 70%くらい |
出題形式 | CBT(選択問題、コマンドとオプション等の記述問題) |
認定条件 | LPI-2認定を取得していること |
試験料 | 15000 |
LPIC3 300試験
- OpenLDAPの設定
- 認証バックエンドとしてのOpenLDAP
- Sambaの基礎
- Samba共有設定
- Sambaユーザーとグループの管理
- Sambaドメイン統合
- Sambaネームサービス
- LinuxおよびWindowsクライアントの操作
LPIC3 303試験
- 暗号学
- アクセス制御
- アプリケーションのセキュリティ
- オペレーションセキュリティ
- ネットワークセキュリティー
LPIC3 304試験
- 仮想環境
- 高可用性クラスタ管理
- 高可用性クラスタストレージ
申し込み方法
- LPI IDをLPI公式サイトから取得
- PearsonVueに登録
- PearsonVueにログインして受験申込
LPI IDをLPI公式サイトから取得
まずは、LPI IDをLPI公式サイトから取得します。
LPI公式サイトはこちらからどうぞ
個人情報を入力して登録してください。
LPI IDをメモして後で見れるようにしてください。
PearsonVueに登録
次にPearsonVueに登録します。
PearsonVueはこちらから
初回はアカウントの作成からです。
PearsonVueにログインして受験申込
PearsonVueにログインして、試験を申し込みます。
「試験を表示」をクリック
- 101試験は101-500: LPIC-1 Exam 101, Part 1 of 2, version 5.0
- 102試験は102-500: LPIC-1 Exam 102, Part 2 of 2, version 5.0
- 201試験は201-450: LPIC-2 Exam 201, Part 1 of 2, version 4.5
- 202試験は202-450: LPIC-2 Exam 201, Part 2 of 2, version 4.5
受験会場や受験日を選択して申し込み完了です。
試験日には顔写真付きの身分証を持って行ってください。
おすすめの本
Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応
LPICレベル1の全範囲幅広い範囲に対応し、充実の内容です。何か一つ本を買うならこの本がおすすめです。
分量が多いですが、しっかりと理解していけば、合格間違いなし!
更にしっかりとしたLinuxの知識を身につけることが出来ます。
私はこの本とPing-tを使ってLPIC level1に合格したので、一押しです!
一週間でLPICの基礎が学べる本 第2版
初心者向けに分かりやすく解説している本です。
初めて学ぶ人や上にある「Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応」が難しいと感じた人は是非この本から始めてみて下さい。
また、簡単なだけでなく内容もしっかりしています。
Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集
こちらはLPIC取得のためのおすすめの問題集です。
私は一番最初におすすめした本を使って勉強をしましたが、実際の試験に似た問題を解いて勉強したいという人におすすめの本です。
問題を解いて勉強する方が勉強しやすいという方はぜひ買ってみて下さい。
LPIC level1 101
システムアーキテクチャ
- ハードウェア設定の決定と設定
- システムの起動
- ランレベル/ブートターゲットの変更
Linuxのインストールとパッケージ管理
- ハードディスクのレイアウト設計
- ブートマネージャのインストール
- 共有ライブラリの管理
- Debianパッケージ管理
- RPMとYUMパッケージ管理
- 仮想化のゲストOSとしてのLinux
GNUとUnixコマンド
- コマンドライン操作
- フィルターを使用してのテキスト処理
- 基本的なファイル管理
- パイプ、リダイレクトの使用
- プロセス管理
- プロセスの実行優先度の変更
- 正規表現を使用してのテキストファイル検索
- ファイルの基本的な編集
デバイス、Linuxファイルシステム、FHS
- パーティションとファイルシステムの作成
- ファイルシステムの管理
- ファイルシステムのマウントとアンマウント
- ファイルのパーミッションと所有権の管理
- ハードリンクとシンボリックリンクの作成・変更
- ファイルシステムの配置と検索
LPIC level1 102
シェルとシェルスクリプト
- シェル環境のカスタマイズと使用
- シェルスクリプト
ユーザーインターフェースとデスクトップ
- Xのインストールと設定、グラフィカルデスクトップ、アクセシビリティ
管理タスク
- ユーザーとグループ管理
- ジョブスケジューリング
- ローカライゼーションと国際化
- システムクロックの設定
- メール管理
- システムログの設定
- プリンタ管理
ネットワークの基礎
- TCP/IPの基礎
- ネットワーク設定
- ネットワークのトラブルシューティング、DNSの設定
セキュリティ
- ホストレベルのセキュリティ
- ユーザーに対するセキュリティ管理
- OpenSSH
- GnuPGによる暗号化
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
当サイトを利用しLPIC level1を取得し、ステップアップやキャリアアップを目指しましょう。