地学

山脈はどのようにできるのか?付加体や造山運動によって山脈が形成される

目次

  • 山脈とは?
  • 付加体が山脈を作る
  • 付加体とは?
  • 付加体が山脈を作る
  • 造山運動によってできる山脈

山脈とは?

山脈とは、低地の間に挟まれる細長く連続的に伸びる山地のことです。

地質学的には、プレートの相互作用によって形成された山の集まりです。

アルプス・ヒマラヤ造山帯や環太平洋造山帯に多くの山脈があります。

付加体が山脈を作る

付加体とは?

出典:「産総研地質調査総合センター絵で見る地球科学「付加体」より

付加体とは、海洋プレートが海溝で大陸プレートの下に沈み込むときに、海洋プレートの底に堆積した地層や土砂が地球内部に入ることができず、引きはがされて大陸プレートに付加したものです。

海洋プレートが沈み込むときに、新しい堆積物は古い堆積物の下に潜り込むように堆積します。

結果として古い堆積物はどんどん隆起して高まりを作ります。

この高まりが大陸側から海溝へ流れ込む砂や泥を止めて、それらが堆積した平坦な面が形成されます。

海溝について知りたい人は次の記事も読んでみて下さい。

付加体が山脈を作る

付加体はさらに成長すると最後には造山帯として山脈を作ります。

アンデス山脈やロッキー山脈などの新しい造山帯が大陸の縁にあるのはこのためです。

日本列島も大陸の縁にできた新しい造山帯であり、付加体の形成が繰り返されてきました。

造山運動によってできる山脈

造山運動とは、プレート運動や衝突によって大規模な褶曲や断層により山脈ができる運動のことです。

造山運動によってできた山脈にはアルプス山脈やヒマラヤ山脈などがあります。

造山運動についての記事もありますので、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。