目次
- プレートテクトニクス
- 大陸移動説
- プレートはなぜ動くのか?
- プレート境界
- プレート発散境界
- プレート収束境界
- プレートすれ違い境界
プレートテクトニクス
地球の表面はプレートと呼ばれる岩盤に覆われています。プレートテクトニクスとは、十数枚に分かれたプレート同士の運動や衝突によって、火山活動や地震が引き起こされることです。
プレートには大陸プレートと海洋プレートがあり、それぞれのプレートはそれぞれ別の方向に年間数cm程度の早さで移動しています。巨大な褶曲山脈や海底の海嶺・海溝は、プレートの運動と深く関わっています。
プレートはなぜ動くのか?
プレートがなぜ動くのか知っていますか?
プレートは地表近くのリソスフェア(プレート)と呼ばれる岩石でできています。
その下のアセノスフェアと呼ばれる部分は流動性を持っていることが分かっています。
下のアセノスフェアが流動性を持っている為、アセノスフェアの上に乗っているリソスフェア(プレート)も動く為、プレートは動きます。
大陸移動説
ドイツの物理学者ヴェゲナーが唱えたのが大陸移動説です。
ヴェゲナーは、アフリカ大陸と南アメリカ大陸がかつては一つの大陸だったのではないかという仮説を発表しました。
理由はアフリカ大陸と南アフリカ大陸の大西洋に面している海岸線の形状が似ていた為です。
しかし、ヴェゲナーは大陸が動く理由を説明できなかった為、当時はほとんど注目されませんでしたが、調査・研究が進みこの仮説は有力なものになりました。
プレート境界
移動していく境界の境目をプレート境界と言います。
プレート境界にはプレート発散境界、プレート収束境界、プレートすれ違い境界があります。
プレート境界の近くでは地殻変動が激しいため、地震が多く、火山活動も活発です。
プレート発散境界
プレート発散境界とは、2つのプレートが互いに離れていく境界です。
2つのプレートが離れていく場所では、地下からマグマが上昇して新しいプレートが作られます。
プレート発散境界である中央海嶺では、プレートが引き裂かれて生じる隙間を埋めるようにマントルが上昇し、マグマが生まれます。上昇したマグマが海底に噴出して海洋地殻を作ります。
プレート収束境界
プレート収束境界とは、プレート同士が衝突する境界です。プレート収束境界には、衝突境界と沈み込み境界があります。
衝突境界
衝突境界とは、大陸プレート同士が衝突する境界です。
大陸プレートと大陸プレートが押し合うことで盛り上がり、山脈が形成されます。
沈み込み境界
沈み込み境界とは、大陸プレートと海洋プレートが衝突する境界です。
海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込んで、海溝と呼ばれる深い海底が形成されます。
海洋プレートは大陸プレートより密度の高い岩石からできているので、重い海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込みます。
海洋プレートは、沈み込むにつれて温度と圧力が上昇し、含んでいた水を放出します。この水が岩石の融点を下げてマグマを作り、火山が形成されます。
プレートすれ違い境界
プレートすれ違い境界とは、2つのプレートが水平方向にずれ動いている境界です。
発散境界から別の発散境界へと、あるいは収束境界から発散境界へとプレート境界を変容させる断層をトランスフォーム断層と言います。