世界の人々はどのような暮らしのしているのでしょうか?
世界には様々な気候があり、世界の人々はその気候に合わせた生活を送っています。
目次
- ケッペンの気候区分
- 熱帯とは?
- 熱帯の特徴
- 温帯とは?
- 温帯の特徴
- 亜寒帯(冷帯)とは?
- 亜寒帯(冷帯)の特徴
- 寒帯とは?
- 寒帯の特徴
- 乾燥帯とは?
- 乾燥帯の特徴
ケッペンの気候区分
ケッペンの気候区分とは、ドイツの気象学者のケッペンが、人間生活と関わりの深い植生(ある地域に集まって生息している植物の集団)によって、世界の気候を分類したものです。
植物の生育は気温と降水量と密接な関連があります。
ケッペンはまず平均気温に18度、10度、0度、-3度の基準を設け、それを基に熱帯、温帯、亜寒帯(冷帯)、寒帯を定義しました。
熱帯とは?
熱帯とは、月の平均気温が一年中18度を上回る地域です。
18度というのは、ヤシが生育する条件で、一年中平均気温が18度以上でないとヤシは育ちません。
熱帯地域の特徴
熱帯地域は、赤道付近に多く、気候の変化が小さく、日本のような四季はありません。
また、熱帯地方では気候の変化は小さいですが、1日の天気は変わりやすく、スコールという大粒の雨が毎日のように降ります。
赤道付近に多く展開する熱帯地域は、太陽エネルギーの到達量が大きい為、急激に気温が上昇し、温められた空気が上昇します。
上昇した空気が、上空で気温が下がると空気中に含み切れなくなった水分が雨となって落ちてくるからです。
これがスコールが降る理由です。日本の夕立も同じ原理です。
熱帯地域は気温が高く、降水量が多いことから、一年中緑の葉が生い茂る常緑広葉樹林が広がっています。
ジャングル(熱帯林)の木材を家屋や生活用品にします。
家は柱や壁は木材、屋根は葉っぱを重ねて作り、床下に熱や湿気がこもらないよう高床にしてある作りがよく見られます。
熱帯地域の海域では、きれいなサンゴ礁が見られ、貴重な観光資源になります。
熱帯についての記事を作成しました。興味がある方はぜひ読んでみて下さい。
温帯とは?
温帯とは、最も寒い月の平均気温が‐3度~18度で、最も温かい月の平均気温が10度以上の地域です。
10度というのは、樹林が生息する条件で、最も温かい月の平均気温が10度以上でないと樹木は育ちません。
温帯の特徴
温帯は、安定した気候で四季の変化があり、多くの動物や植物が生息します。
農業に適しており、古くから文明を発達し、現在も生産性の高い農業や産業の発展した地域が集中しています。
亜寒帯(冷帯)とは?
亜寒帯とは、最も寒い月の平均気温が‐3度未満で、最も温かい月の平均気温が10度以上の地域です。
0度というのは、地表に植物が生育する条件で、0度以上でないと地表類も育ちません。
亜寒帯(冷帯)の特徴
樹木が生息する機構の中では、寒暖差が最も大きい気候です。
夏は暑い地域もあり、冬は厳しい寒さの為、年間の気温差が大きくなります。
樹木が生息し、夏季は農業が可能な為、陶器の寒さ対策をすることで人間の居住は可能です。
寒帯とは?
寒帯とは、最も温かい月の平均気温が10度以下の地域です。
寒帯では、樹木の生育は基本的に不可能です。
寒帯の特徴
気候帯により、コケなどの植物が生息可能ですが、基本的には植物の生息は不可能です。
乾燥帯
乾燥帯とは、年降水量が500mm未満の地域のことです。
500mmとは、樹木が生育するための最低降水量で、500mm以下の地域では、樹木は生育できません。
乾燥帯の特徴
乾燥帯とは、年降水量が極端に少ない地域です。
乾燥帯では、降った雨のほとんどが蒸発してしまい、土の中の水分が少ない為、草木が育ちません。
砂漠の広がっている乾燥帯で、水が得られる場所は限られており、オアシスと言います。
オアシスの周りでは大生の人たちが生活したり、農業が発達したりする地域もあります。
乾燥帯では、薄手の布地で作った丈の長い衣服が好まれます。
その理由は、一年中熱く日差しが強いことと、少しの風でも起こる砂埃を避ける為です。
乾燥帯では、生活に必要な木材がほとんど手に入らない為、土をこねて固め、太陽で乾かした日干しれんがで家を作ります。
乾燥帯についての記事を作成しました。興味がある方はぜひ読んでみて下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。